ALコーティングの特徴




一般的なソーラーパネル洗浄では、仮に翌日に黄砂が降れば、元の汚れたパネルに戻り、費用は出てゆくだけですが、ALコーティングの場合は、掛かったコーテイング費用は、向上した売電収益により、回収でき、さらにコーテイング効果(セルフクリーニング・パネルコンデションの維持)により、発電量低下の抑制=未コートと比較しても売電収益増が期待できます。


        


超微粒子二酸化珪素化合物を主原料に、水を溶媒とした常温・速乾性・一液性の水性完全無機コート


ALコーティング(Advanced Level Coating)とは

ALコーティング(Advanced Level Coating)は水性完全無機コート剤による太陽光パネル面への防汚施工です。「太陽光発電変換効率の向上と、経年による発電量低下の抑制」を実現、その結果「売電収益がアップ」します。

太陽光発電は、その 発電量が15年で15%程度減少するともいわれ、原因の1つであるパネル面の汚れ(鳥の糞、黄砂、炭素などの車の排気ガス、沿岸地域の塩害、降雪や火山灰など)は定期洗浄が必要であり、重要な課題です。特に鳥の糞の付着による「ホットスポット現象」は太陽電池に悪影響を与え、最悪セルの破損に及びます。破損はバイパスダイオードで回避できますが、その場合、発電量は減少し、メガソーラーなどでは改善すべき課題となります。これらの問題点をクリアするのがALコーティングです。


            



①「水性完全無機」によるイオン結合での高い密着性と耐久性で、退色・黄変・劣化がありません
②接触角度1.5°という超親水性と帯電防止効果で、パネル表面のセルフクリーニングを実現(メンテナンスの手間と費用を大きく低減)毎年1パーセントは減少すると言われる発電量の低下を抑制します
③透過率の上昇と反射率の低下でパネルへの入射量が増加し「発電効率がアップ」
④一般家庭のソーラー発電では「メンテナンスの手間を省き、安定・安心の発電能力の維持」に貢献し、メガソーラー等ではそれらにプラスして「売電収益の大幅増」に貢献します。










ALコートの超親水性はナノレベルのフラクタル・テクスチャー


3D 画像:大阪大学ナノファウンダリにて計測走査型プローブ顕微鏡(SⅡ製・SPI13800N)



左側は一般的なガラスの表面、右側はガラス表面にコートした3D画像です。コート後、高さ20-50㎚、1000平方㎚に300-400個の小さな凸部が形成されていることが確認出来ます。この凸部はシリカをベースとした無機化合物で、実際は透明な被膜です。凹凸を作り出すことにより、表面積が格段に広がり、透過性、集光性に優れ、乾きが早く、また化合物に保湿性もあることから親水性に大きく寄与しています






ALコーティング(水性完全無機コーティング)による防汚のしくみ


  

基材被膜表面を親水化させ表面に付いた有機・無機に関係なくその汚れを水で簡単に除去できます。また帯電防止効果により埃等を寄せ付けにくくします。従来の光触媒,ポリシラザン系ガラスコート剤等の使用制限があるものに対し有機、無機を問わず、安全で環境に優しい防汚性能を確保出来ます






ALコート(水性完全無機コート)とは

     




太陽光パネル面(強化ガラス面)とALコート(水性完全無機コート)の結合


   
 
                シロキサン結合 共有結合

ガラスとALコートの密着方法。Siには必ずOH基(シラノール基)が存在します。また(OHと書いていますがHOも同じですが)Siは必ずOと結合します。ガラスとALコート、それぞれのOH 及び HOが脱水縮合反応により、ガラス、ALコートのシリカがOを共有し結合されます。




ALコートの超親水性



上記スライドガラスに落とされた水滴の接触角度を計測。右側はコーティング後に接触角度が1.5°という超親水状態。左側がコーティング前で9.0°、その差は7.5°の違いが計測された。





ALコートの耐久性



ガラス全面に無機コーティング後②の個所のみ下の試験方法で摺動を掛けた、②の 個所のコート剤が剥離していれば以下の実験を行うと①,③と②は違う現象になる
❶その後、①、②、③の個所に油性マジックでラインを引く ❷ガラス上部から水を数滴落としコート剤の性能を確認、①②③ともにマジックが浮き上り顔料が滑落する同じ現象となった事から、コート剤の剥離は認められなかった。

試験方法:荷重300g・回転数60.0r/min・回数1000往復(2000回)・摺動幅40mm 摩擦材料 不織布、不織布面積6㎠、摩擦面積10㎠  ガラス;Aガラス社製50mmx50mmx5t 白板ガラス 装置;加藤テック社製 摩擦磨耗試験機 DHK-SL16 場所;京都工芸繊維大学




 
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